昨年9月に石川県の北陸信用金庫と鶴来信用金庫との合併で誕生した、はくさん信用金庫は合併式典においてトップが“経営改善/事業再生支援”について言及しています。
~超低金利政策によって従来型のビジネスモデルは通用しないと指摘しつつ「経営改善や事業再生などのコンサルティング機能を発揮したい」とあいさつした。(2020/9/7、日経電子版より)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63534910X00C20A9LB0000/
合併から1年3か月あまりを経て、はくさん信用金庫の石田理事長のインタビュー記事が15日の日経電子版に掲載されています。
~「顧客への伴走型の支援だ。コロナ禍で深刻なダメージを受けたお客様方には、実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)でとりあえずの止血はできた。返済が始まるまでの猶予期間に、傷んだ本業の支援をしっかりしていかなければならない。起業や事業承継など、お客様の困り事は多岐にわたる。せっかくいい技術がありながら、業績不振や人手不足に悩む企業もある。石川県産業創出支援機構や信用保証協会など外部とのネットワークを生かしながら、廃業をやむを得ず選ぶということがないよう支援していく」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC14BX40U1A211C2000000/
地元中小企業の経営支援に力を入れている外部機関との連携により総力戦で廃業に歯止めをかける、との姿勢はコロナ禍の今まさに各地の金融機関に求められていることです。
石川県は金融機関も信用保証協会も動きが俊敏です。