今年も残すところあと10日あまり。
2年前の今ごろは、島根県信用保証協会の小野拳さんたちが、中小企業の経営支援によるシンポジウムに向けて最終ステージに入っていました。
「2020年は経営改善支援・再生支援の年だ」とアドバルーンをぶち上げたのですが、
奇しくも、松江シンポジウム(1月18日)から一ヶ月を経ずして新型コロナウイルスが全国で感染拡大、地域金融機関や信用保証協会などの中小企業を支援する組織の経営改善支援・再生支援は「待ったなし」の局面に陥りました。
コロナ対応制度融資などでとりあえず止血したものの、いよいよ部分返済が本格化します。
実質的に各地域で最大の信用リスクを抱えることになった信用保証協会の二極化については、旅芸人ブログでもその問題点を何度も指摘しています。
多数派である、動きのない(に等しい)信用保証協会には「レイジー保証協会」と、あえて厳しい意見を発信し続けていますが、最近になり経営改善支援のためのスキルアップを目指す動きが出ていることを強く感じています。
このムーブメントは、まだまだ一部の中堅若手職員による自発的なものであり、経営陣や幹部の多くの「音無しの構え」には憤りを抑えることはできません。ガバナンスに大いに問題ありです。
一方、覚醒した人たちに対しては地域金融変革運動体のネットワークが徹底的に伴走していきますので、間違いなく成果が出るでしょう。
旧態依然とした組織のなかで孤軍奮闘している「個」を、地域金融変革運動体は見殺しにしません。
コメント
組織レベルではまだかもしれませんが、個人レベルでは動き出している方々はいます。そして組織もあからさまな妨害はできなくなっています。
相が転移しようと、ひしめいている状況で、時間の問題かと。
組織でマネジメントに進む方は良いとして、辞めていく方々は、第二の人生、どうやって食べて行くのでしょう。企業支援をしながら、地域で生き生きと暮らすのが最大の老後資産運用対策かと思います。第一の人生で、そうしたフィールドで勉強し、吸収できる環境にある方々は実は孤立していても幸せなのかもしれません。組織は一生涯の面倒はみてくれませんから。