「永代取引」、
十数年前に徳島で阿波銀行の経営者の方から教えていただいた、同行のお客さまとの取引姿勢です。記憶に間違いがなければ、昭和40年代から使われている言葉と聞きました。
時効だから言えるのですが、当時、全国の地域金融機関を訪ねてリレバンに関する意見交換をするなかで、この銀行からは他とは違うものを感じました。
かつてはメディア露出に積極的でなかったように感じた阿波銀行ですが、最近は同行に関する記事が増えてきました。
本日の日経四国版「阿波銀行、中小企業のSDGs対応を一貫支援 4月から」にも永代取引が出てきます。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC25BLL0V20C22A3000000/
〜阿波銀の長岡奨頭取は「SDGsが目指す持続可能な社会の形成は、当行の伝統的な営業方針である『永代取引』と重なる。世代を超えた息の長い取引を通じて、中小企業と地域の発展に貢献していく。22年度からその取り組みを大きく加速させたい」と話している。(記事より)
「一貫支援」とあるようにSDGsを、
啓発活動、現状認識、取り組み支援、環境対応、計画実行、そして再評価と、
項目別にステップを踏んでいるところに、耳目を惹くだけ(失礼ながら)の打ち上げ花火的な地域金融機関の“なんちゃってSDGs”との大きな違いを感じます。