5月12日のYahooニュース(産経新聞)の記事「きらやか銀公的資金注入 日銀政策の弊害も」のなかに下記の記述があります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a3ca213ea61b0ac89038851984ef3a98e830141
~地銀の間では、金利が低い日本国債より収入が見込める米国債などに資金を移す動きが活発化していたが、金利が上れば債券価格は下落するため、こうした外債の評価損が膨らむ。(中略) 日銀の試算では、米利上げを契機に世界経済が停滞した場合、経営体力が弱い地銀の最終利益は半分以下になるという。日米の金利差拡大による円安進行が物価の上昇を助長し、日銀の超低金利政策に厳しい目が注がれる中、地銀の経営難で地域経済に影響が出れば日銀に対する圧力もさらに強まることが予想される。
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資金需要を創出し景気の高揚を図るとの趣旨の異次元緩和が始まって10年目に。
株式市場や不動産市場には刺激が入ったものの、大都市部を除けば取り立てて資金需要に好影響を与えたとは思えません。
こういう地域を基盤とする地域金融機関では預貸率の改善は限定的(コロナ関連融資などで上向いたものの)です。
預貸業務での収益の足らず米を補っていた国債運用を異次元緩和で完全に封じ込まれた地域金融機関の“恨み節”
「(大都市圏でもない限り)量的緩和は我々に何の恩恵ももたらさなかった」
全国いたるところから聞こえてきますが、そういう声を集約したものがこの記事なのでしょう。
まったく違和感なしです。