6月中下旬は株主総会が集中する季節。
この時期になると、18年前に初めて株主総会に出席したときの緊張感と、終了後のランチタイムに視界に入ってきた桜島の姿を思い出します。
さて、
今年の地方銀行の株主招集通知のなかには、もの言う海外投資家等からの株主提案が入っているものもあり、いまやシャンシャン総会と言うわけにはいきません。
当事者たちにとって気になるのは取締役選任の議案への賛否です。
かつては賛成90%越えが当たり前だったものが、ROEや配当性向が不十分であったり、不祥事がらみの事象などが発生すると、トップへの賛成率は下落します。
また、在任期間が長くなると賛成率はジリジリと下がっていきます。
先日、ある方から昨年の株主総会における地銀頭取の選任議案に関する話を聞きました。
「昨年の地銀頭取の選任支持率ワーストはどこだと思いますか」との質問に対し、
「不祥事による株価急落の〇〇銀行じゃないですか」とワタシ。
「〇〇銀行は73%でブービーです。もっと低い地銀があるんですよ」
「えっ」