🚩上場維持よりも従業員還元

「報いは株主より社員に」

新聞の見出しが目に飛び込んできました。

本日、日経北陸版のコマニー(小松市、名証2部)の塚本会長インタビュー記事です。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC126OB0S2A710C2000000/

〜「変革しないといけないが、変革、変革と言っているだけでは変わらない。過去の延長線ではない挑戦をする姿勢を示すため、MBOを決めた。」

〜「コマニーは創業時から社員が一番で、社員の士気が上がれば顧客や取引先、そして株主に報いることができると考えてきた。上場して株主に配慮すると、四半期決算を意識して短期で利益を出さないといけないし、株主還元も必要となる。上場廃止後は株主ではなく社員に報いる。(年間)600万円前後の平均給与を700万円にするのが目標だ。」

〜「地方の企業でもあり、上場は知名度や信用の向上といったメリットがあった。しかし、情報開示など難しい要請が出てきた。監査法人への報酬など、上場維持のコストが年間数千万円かかる。デメリットがメリットを上回っている。」

〜「経営理念で従業員の物心両面の幸福を掲げているのに、私の甲斐(かい)性がなかった」。塚本会長は給与を思う水準に上げられなかったことについてこう述べた。上場したのは社長に就任した翌年の1989年。四半期決算の開示が始まった2000年代前半頃から株主重視の風潮が強まり、社員への配分が薄くなったとの反省があるようだ。

(↑記事より抜粋)

地域密着型で協同組織金融機関との区別がつかないような地銀が上場する意味があるのか、

旅芸人ブログでも発信していますが、

今月2本目のニュースレターを「地域の魅力研究所」のhpにアップしました。 このままいくと一部の地銀は非上場を選択することにな...

非上場化の先鞭を切る地銀はどこでしょうか。

第一号が出ると将棋倒しのように後続が現れそうです。

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コメント

  1. 長川康一 より:

    株価から顧客の商品評価を企業経営の価値基準としたことは、従業員にとって仕事に生きがいが感じられる素晴らしい切り替えと思います。
    顧客志向の見本です。