6日の東洋経済オンライン、「地方銀行の目を覚ました『シルチェスターの乱』~突然の『株主提案」が地銀業界に衝撃を与えた」ですが、
https://toyokeizai.net/articles/-/614886
問題の本質は(10兆円以上のバランスシートを保有しながら)「本業で利益を計上することのできない(←4億円の損失)経営体質にある」との記事の指摘には違和感がありません。
~だが、シルチェスターが求めたのは単なる増配ではなかった。今回の株主提案の本質は、政策保有株などから享受する多額の配当金に依存し、貸し出しや役務(資産運用や為替取引、コンサルティングなど)といった「本業」が低迷する経営体質の改善だ。京都銀行に送られた書簡の中では、2021年3月期の純利益169億のうち、株式配当金が173億円に上る一方、本業は4億円の損失に沈んだ点を非難している。(記事より)
本記事によれば、京都銀行へのシルチェスターの『増配』に関する特別提案には25%の株主が賛成する中で、本邦機関投資家の多くは反対票を投じているようですが、
特別提案の内容が、ストレートに「10兆円超のバランスシートを保有しながら利益が出せない経営」についてのものだったら、たとえば『経営陣のテコ入れ』であったら、
賛成率はどうなるか、本邦機関投資家の賛否は、、、
地域金融機関に関わるものとして考えさせられるところが大きい記事です。