常勤監査役や常勤監事は、
経営の全容を把握できる立場にあり、経営会議や取締役会/理事会のすべてに出席することから、部門長である執行役員以上に経営トップへのキャリアパスとして有効です。
このことは旅芸人ブログでも書いています↓
15日に公的資金の完済をアナウンスした宮崎太陽銀行、
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC161630W2A111C2000000/
その機能強化計画(公的資金導入の条件)は、金融機能強化法の趣旨に則ったお手本といえるものでしたが、最初からそうだったわけではありません。
同行の初期のころの計画書は、公的資金の有効活用よりも返済重視という、他の公的資金導入行にしばしば見られる類いのものでした。
金融機能強化法の審査委員であるワタシの評価は決して高いものではありませんでした。
転機になったのは頭取交代です。
新頭取には上場支援、事業再生支援の経験がありました。
取引先の企業価値の向上が銀行の収益につながるという「共通価値の創造」が、腹に落ちている人でした。
そして、なんといっても、かつて常勤監査役の任にありました。
https://www.nikkei.com/article/DGXNMSJT41101_T10C11A5000000/
林田さん、お見事です。