〜全国で地方銀行の経営統合が相次ぐ中、東北では再編の動きに停滞感が出ている。荘内銀行、北都銀行を束ねるフィデアホールディングス(HD)と東北銀行の経営統合は2022年2月に破談。15行がひしめく東北では独立独歩を掲げる地銀も多く、再編によるスケールメリットを生かした経営への転換は道半ばだ。東北金融の現在地を追った。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC054CN0V01C22A2000000/
日経電子版で、「東北金融の現在地」という連載が本日からスタートしました。
経済基盤が弱い中で、「県内トップ地銀の保守性」と、「二番手以降の地銀のバランスシートの劣化」が目立つのが東北金融の特徴でしたが、
最近はトップ地銀が地元百貨店の再生にリーダーシップを発揮するなど、地元事業者のポストコロナに向けた事業変革を積極的に支援する動きも出てきています。
第一回を見る限り、この連載は地銀再編へのこだわりがあるように感じられますが、
そもそも再編(資本統合)は救済色が強いときに行われるものであり、資本に懸念がなければスケールメリットはアライアンスを徹底することで達成すべきものというのが、ワタシの考え方です↓
この連載企画、どのような展開となりますやら。
また、
属人的、単発の好事例が、その地銀の全体であるようなミスリーディングな記事とならぬことを祈ります。
属人単発ではなく、組織的継続的な取り組みとなっていない限り、その地銀の実態を表しているとは言えないからです。
コメント
手段の目的化。「目的」に気づく銀行も出てくるかと思います。