2月は久しぶりの東北遠征があります。
毎月のように青森に行っていた時期もありましたが、10年前に倒れてからは回数が激減、コロナ禍になってからは白河の関を越えていません。
ところで、初めての東北は55年前。
高校の同級生ハカセとともに、常磐線の夜行普通列車で勿来の関を越えて、夜明け前に雨の平駅(たいら)に降り立ちました。いまのいわき駅です。
駅に隣接する磐城平城の石垣が雨で濡れていたのを思い出します。
平から磐越東線で郡山に移動して、薄皮饅頭を入手し東京に帰りました↓
郡山からの帰路は、上野行のディーゼル急行「いいで」号の自由席。
飯豊山に由来する「いいで」号は、始発が新潟駅。
新津から、磐越西線の喜多方、会津若松経由で郡山駅のホームにはいってきました。
会津以西の磐越西線は、東北の雄藩・会津と新潟湊を結ぶ大動脈だった阿賀野川に沿うように走ります。
急行「いいで」は会津以西の磐越西線における看板列車でしたが、1982年に廃止。
江戸時代の舟運を継承した磐越西線は、すでに高速道路に主役の座を譲っています。
いまや優等列車(急行や快速)が走らなくなったローカル線は何度も水害に襲われ、現在も一部区間はバス運用ですが、今春、全線再開通の予定との嬉しいニュースが入ってきました。
さて、
旅芸人が初めて磐越西線の会津若松以西に足を踏み入れ、新潟まで全線を走破したのは、1990年代、ある年の早春です。
会津鶴ヶ城や会津藩の史跡を見たあと、雪見酒の鉄道の旅。会津は清酒の宝庫です、
会津藩時代の物流の大動脈だった阿賀野川の景観を堪能し、酩酊気分で新潟駅まで乗車しました。
快速「あがの」号だったと記憶しています。
ハカセの写真館からは磐越西線の会津以西のものをアップします。
会越大動脈の名に恥じない貨物列車の車両数ですね。