今朝、日経の関西版を開いたら、「『点取り虫』排し顧客重視~課題解決型へ営業刷新」という見出しが飛び込んできました。
連載記事「池田泉州銀行、外債ショック5年の教訓」の中編です。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO70528840W3A420C2LKA000/
~池田泉州銀行の役員、現場の行員に「強みは?」と尋ねると、「徹底したソリューション(課題解決型)営業」と口をそろえる。
~店舗再編というハード面の対策だけでは「顧客を深く知ることに直結しない」(鵜川頭取)。次に照準を定めたのが「表彰制度の廃止」というソフト対策だった。鵜川頭取にはこれが短期目線に終始する行員を多く生んでしまった原因に映った。表彰の廃止からおよそ3年。営業戦略部長を務める大西正芳執行役員は「行内には数字だけを追う点取り虫はもういない」と強調する。
(いずれも記事より)
点取り虫撲滅、良いですねぇ〜
20年間、壊れたレコードと揶揄されながら同じことを繰り返し言っていた人間としては、ここに書かれていることには全く違和感ありません。
さて、株式市場はこれをどう評価しているか。
配当利益率は4.22%で地銀15位(昨日終値ベース)。
地盤とする市場は申し分なく、過疎地の地銀のように地域に対するコミットメントコストは大きくありません。
しかるに、池田泉州HDのPBRは0.30倍で地銀32位(昨日終値ベース)。
時価総額が地銀の上位10位に入っていないため(22位)、機関投資家のエンゲージメントの対象にならず、アナリストも注視していない「隠れた優良株」ということなのでしょうか。
何が足りないのか。
ワタシなりに答えを持っています↓