信用金庫新聞(9/15号)に竹内心作さんが寄稿しています。
地域金融、中小小規模金融の現場を丹念に歩いている心作さんならではの内容です。
とくに印象に残ったのは以下の箇所です。長文となりますが抜書きします。
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「筆者は最近ある信用金庫と同行訪問を行ったが、担当者は企業の目指すべき未来を経営者と実によく共有していた。
牧草などを運送する企業は、適正な収益を上げられず営業赤字にあえいでいたが、信用金庫が相談に応じ、まずは単年度黒字を目指そうとなった。担当者は経営者と一緒にすべての経費を洗い出し、優先順位をつけ、各個撃破で削減していった。コストはめどがついたので、次に新しい売り上げの柱を作ることを提案し、これから牧草のシート巻きなどの軽作業に取組みを広げる予定である。
また、温泉旅館を運営する企業に対しては、経営者とのコミュニケーションから廃業もやむを得ないと考えていることを察知し、この方向性を軌道修正できないか対話を続けている。実は与信のない取引先なのだが、このホテルが廃業すると旅行者の受け皿が無くなり地域全体が衰退することを懸念しての行動である。
このように、どのような時間軸で何を目指すのかを明瞭にしたり、場合によっては方向性自体の修正をお互い納得するまでとことん行っていた。理想とすべき姿ではないだろうか。」
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心作さんが理想とすべき信用金庫、どこでしょうか、興味津々です。
あそこかな?
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コメント
旅芸人ブログの発信力に便乗して…
各地の信用金庫さんと連携して、地元の“産業観光”を盛り上げられないか模索しています。
取引先の生産現場を見学したり、地域の知られざる資料館を訪ねたり、その産業を育んだ風土に触れたり。
まだ全くの妄想段階です。情報や企画や事例や熱意をお持ちの方がいらっしゃったら、ご連絡ください!