普段の接点が薄い某信用保証協会。
久しぶりに状況を聞くと、
「小規模事業者の経営支援に熱心に取り組んでいる、
でも、それがワタシのような外部のものにはほとんど伝わってこなかった、
だから、ひょっとすると地元のお客さまにも十分に認知されていないのでは」
常々、旅芸人ブログでは、信用保証協会業界はメディア対応に課題ありと発信していますが、この保証協会もこれではないかと思います。
そもそも、地元紙や地元テレビ局などには金融のプロはいません。
保証協会の方から、“繰り返し繰り返し能動的に刷り込んで”理解してもらう必要があります。
栃木、石川、岐阜(「県の方です」)、さらには最近は大阪、はこの点を心得ているように感じます。
さて、以前ワタシが社外取を務めていた地銀のスタンスは「アピールすることを潔しとしない。わかる人にはわかるんだ。」というものでした。
「良いことをやっていても発信しなければ、やっていないことと変わらない。株価も上がらない。」と取締役会で反論してましたが、
やるべきことをしっかりやっていても、マスメディア対策が甘い信用保証協会は、この地銀と同じだと思います。
コロナ禍、コスト高、ヒト不足で存亡の危機に立たされている小規模事業者からは、どこに相談していいかわからない、との悲痛の声が。
取引金融機関がもっと自覚を持って対応すべきというのは大前提ですが、保証人である信用保証協会の経営支援の地元認知度をさらに高めていくことは不可欠です。
さらにいうと、
レイジー協会にありがちな、経営支援業務のスキルがない、マンパワーが足りない、だから情報発信は手控える、というような発想(あるあるですね)は言語道断です。