ある地域金融機関の経営支援・事業再生支援を担当する部署のメンバー全員との間で自由討議の場を設けてもらうことになりました。
実体験のない門前の小僧なので、こういう機会を作っていただけるのは望外の喜びです。
ついていけるか分かりませんが、遠慮なくザックバランなところを教えていただきたいと頼みました。
齢72歳となりましたが、いつまでも学びの心と好奇心だけは忘れてはいけないと思っています。
当該部署の責任者の方からは、
「私も含め、クセのある人間もいますがご容赦ください」
とのメッセージをいただいていますが、
「クセのある人、大歓迎。そういう人ほどお客さまのことを本気で考えていますから」
と返信しました。
「クセがある」は最大の褒め言葉です。
経営支援/事業再生支援には銀行業務の究極の姿があり、そこには高潔な人間性を要求されます。
どこの地域金融機関であっても、その仕事を担う人たちは例外なく魅力的です。
この業務がキャリアパスとして明確に位置づけられている地域金融機関がある一方で、悲しくなるほど経営支援人材が脆弱な地域金融機関も少なくありません。
後者の組織の経営陣は何を考えているのでしょうか。
少なくとも彼らの大部分にはこの業務経験はありません。
自分に業務経験がないからといって放置しておいて良いのか。
追伸:
経営支援/事業再生支援を担う人材が全国から集結したのは、2020年1月の松江シンポジウム(主催: 島根県信用保証協会、共催: 地域金融変革運動体)ですが、
そこでの人たちのネットワークが、金融庁や中小企業庁が現在力を入れている「事業者支援」をそれなりに支えていることに喜びを感じています。
コメント
自由討議の場!
素晴らしい企画かと。
今月末の例の日に、我々もお時間をご用意させていただきます!
どうぞよろしくお願いいたします!