明日は某所での「業種別支援の着眼点」の勉強会に潜り込ませてもらいます。
楽しみです。
伊藤貢作さんの話には臨場感があって、いつもグイグイと引き込まれます。
かつて、貢作さんの着眼点勉強会の受講者アンケートを見せてもらったことがあるのですが、
「多くの新しい気づきを得た。自分のお客さまに置き換えて、明日からの仕事の中で応用・実践していきたい」
との趣旨の文言がズラリと並んでいました。
明日も受講者の方たちにとって、新たな気づきが得られることは間違いありません。
往々にして、易きに流れがちな事業性取引ですが、着眼点を出発点として各々の受講者が事業者支援にしっかりと取り組むことを望みます。
コメント
もう一つの「着眼点」は、信用保証協会の中で「業種別支援の着眼点」の勉強会・講演会を開催し、習得しようとしているところが増えていることです。金融庁の「指導」が行き届かない「管轄外」の信用保証協会で、こうした自主的な動きが出ていることは、注目すべきことです。すなわち、信用保証協会の企業支援力が明らかに問われていることの裏返しとも言えます。コロナ禍を前に、信用保証協会が経営改善支援を事業の柱に加え、金融庁が検査マニュアルを廃止したことは、偶然とは言え、極めて慧眼であり、「時代の要請」に思われて仕方ありません。貸し手は無限に湧き続け、それに乗っかって保証し続ければ良い、という「人口増加・経済成長時代モデル」はとうの昔に終わりを告げています。自分事として、寄って立つ地の事業者に何をするのか。地域金融機関のみならず、信用保証協会にも等しく問われているのです。かつての検査マニュアルが押しつけてきた「過去の確率論が未来を決める」のではなく、「行動変容の成否が未来を決める」のです。確率論に身を任せるだけならば、人口減少の地域には滅びしかありません。