本日の日経フィナンシャルは、先週に続いて橋本卓典さんの
「業種別支援の着眼点」が変える(後編)
~「正解」示さない地域金融行政、支援の技術力問う
です。
一気に読みましたが、息を抜く箇所のまったくない内容です。
あえて2箇所、切り出してみましたが、是非とも全文をお読みください。
~「業種別支援の着眼点は企業支援担当ならば、最低限知っておくべき内容です」と伊藤氏。あくまで「着眼点」にすぎず、現実の企業支援は、刻一刻と変わっていく経営状況とのスピード勝負だ。だからこそ伊藤氏も「着眼点を頭にたたきこみ、その上で応用自在に支援を繰り出し、損益改善につなげなければ負けです」と、言い切る。(記事より)
~「これさえやっておけば間違いないという『正解』」を金融庁が示してくれない時代に突入したということだ。いや、初めからそんなものは何一つなかった。とすれば、金融庁は解答例を出す存在ではなく、各地域金融機関の「解答」(経営力)を問い続ける行政にシフトするのは必然だ。(記事より)
コメント
青森県信用保証協会セミナーでは、活性協柿崎さん、青森銀行石川さん、新発田さん、遠藤さんとパネルでした。モデレーターを務めた私なりの即興まとめは「上から下まで」でした。
経営者から中堅、現場まで、変えきることが経営。トップが理想を掲げるだけでは、若手は失望し離職はとまりません。
企業支援も決算書では解決できません。商材ごとの細かい数字に落とし込み、人の動き、経営者の考えをも変えなければ、数字は動きません。
上から下まで変えきる、動かしきれないなら経営も企業支援も負けでしかない、ということです。