~関西みらいフィナンシャルグループ(FG)は中小企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)支援を2022年度にも事業化する。持続可能性を重視しながら稼ぐ力も高めるサステナビリティートランスフォーメーション(SX)でも提案を強化。独力で対応しづらいDXやSXの観点から中小企業を支援する。菅哲哉社長は「DX、SXともに何から手を付けていいかわからない顧客が多い。一緒に考える形で課題解決につなげたい」と話す。(2021/12/10、日経電子版)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF077M90X01C21A2000000/
~埼玉りそな銀行は、取引先企業が持続可能性を重視しつつ稼ぐ力も高める「サステナビリティートランスフォーメーション(SX)」を後押しする。(中略) 12月中に「埼玉りそなSXフレームワークローン」の取り扱いを予定する。SDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組み目標を事業者ごとに設定。達成した場合に貸し付け時の手数料の優遇を検討する。(2021/12/8、日経電子版)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC07B7W007122021000000/
同じりそなグループでも、アプローチ方法はまったく異なります。
中小企業のDX,SXを「一緒に考える形で課題解決」の関西、一方埼玉は手数料優遇した金融商品販売。(SX支援は旅芸人ブログでおなじみの「事業変革支援」です)
プリンシプル型とプロダクトアウト型の違いです。
リレバン型とトラバン型と言っても良いですね。
顧客ニーズはどちらなのか、、、
よ~く、考えてみたいと思います、、、
コメント
プリンシプル型とプロダクトアウト型、リレバン型とトラバン型。
興味深い区分ですね。
適切な言葉を充てているか微妙ですが、ミクロ視点かマクロ視点かという分け方も出来るかもしれません。
マクロ視点だと、対象を類型化してパターンとして対応するので、どうしても処理が画一的になります。逆にそのパターンの中から、幾ら利鞘を取って収益を取るかということはモデル化しやすい。
ミクロ視点だと、個々の事例の微細な差異に着目するので、画一的処理は馴染みません。その代わり、事例に応じて各様のアプローチが考えられるため、マクロ視点では得られなかった可能性を見出して発展させるチャンスも有り得ます。
経済政策的にもマクロ政策が行き詰りを感じさせる状況なので、ミクロの視点のアプローチによる可能性が注目されるべきだと思います。