〜中国財務局は1日、大企業の拠点閉鎖などで苦境にある広島県呉市の企業を支援するための「呉事業者支援金融協議会」を立ち上げたと発表した。地銀や信用金庫、政府系金融機関などが参画し、企業再生や事業転換を後押しする。一つの金融機関だけでは対応が難しいケースにおいて、各機関の知見を持ち寄って解決することを狙う。(2021/12/1、日経電子版)
実は1989年に新日本製鐵釜石の高炉が全面休止となった直後に釜石市内に入り、その影響についての町の声をヒアリングしたことがあります。
当時は事業者を支援するための、金融機関や中小企業支援組織のネットワークによる支援体制らしきものはありませんでした。
その後、1993年に地元の釜石信用金庫が経営破綻、岩手銀行など6つの金融機関に事業譲渡し、消滅しています。
「呉事業者支援金融協議会」の動きを注視したいと思います。