昨日の旅芸人ブログでは、石川県の信用保証協会と県内信用金庫との地元事業者に対する経営改善支援を目的とした連携について書きましたが、一つ間を置いた隣県でも同様の取り組みが始まっています。
「事業を断念する事業者が増え、地域経済や雇用を維持できなくなることを非常に懸念している。経営支援の気運を盛り上げ、できることからやりたい。」
新潟日報の記事にある新潟県信用保証協会の山賀部長の言葉が端的に表しています。
事業支援について「意識はしているが積極的な働きはしていない」、「組織内では取引獲得の方が評価される」との声が上がる地元信用金庫・信用組合から約60名が保証協会に集まり、もと信金マンで金融庁の渡辺茂紀さんなどの知見に耳を傾け、意見交換をしました。
渡辺さんには昨年1月の松江市での企業再生人シンポジウムにパネリストとして登壇をお願いし、分科会では新潟県信用保証協会の清水さん(当時、長岡支店長)にファシリテーターを務めていただいた経緯があります。
個のつながりが、組織としての大きなムーブメントを引き起こしていることに心が高揚しています。
コメント
保証協会さんや財務局さんが、こうやって音頭取りをしてくれたり、個々の金融機関の接着剤の役割を果たしてくれるのは大きいですね。
私も年齢的にはもうベテランになりますから、企業支援や再生の知見を、組織や地域を越えて次の世代に伝える役割もあるのでしょうが
一介の技術屋の発声では難しいモノがあります。私は偶然にも、1つ前の「企業再生の第一線の知見」を教えて頂ける幸運に恵まれ現在に至ります。
各地でこのような試みが実施されるのは、本当に良いことだと思います。