🚩外でスキルを上げた人材再雇用のチャンスを逃さない 

本日の日経朝刊、経営の視点、

「革新の種、『卒業生』からも 」(杉本編集委員)

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20220131&ng=DGKKZO79688930Q2A130C2TB0000

~トップエンジニアが集まり「人材のブラックホール」とも呼ばれるメルカリ。それでも人材の流出は避けられない。そこで決めたのが「退職後もメルカリのファンでいてもらう」という方針だ。他社でスキルを上げた人材を再雇用するチャンスを逃さないためだ。さらに一歩進めた発想を採り入れたのがディー・エヌ・エー(DeNA)だ。南場智子会長は5年ほど前から、社員には会社を飛び出して起業することを勧めるようになったと言う。起業の道を選ぶ社員には概して優秀な人材が多い。どうせ飛び出すなら後押しして友好な関係を築く。(同記事より)

この記事でを読んで、ヒューマンアセットに対する同様の思想をもって、すでに実践している2つの地域金融機関の取組みを思い出しました。

ひとつは、2017年に始まった京都信用金庫の「起業した職員の復職制度」。

〜京都信用金庫(京都市)は31日、起業のため退職した職員を再雇用する復職制度を4月から導入すると発表した。ベンチャー企業を創業した元職員が退職後5年内に希望すれば、退職前の給与水準で復職を認める。(2017/4/1、日経電子版より)

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO14790530R30C17A3LKD000/

もうひとつは、「地域からお預かりした職員を愛ある理想の人材として、また地域に還元すること」を最大の使命とする、しののめ信用金庫(群馬県富岡市)です。

http://www.shinonome-shinkin.jp/recruit/recruit/kyouiku/

かつては早期退職者を見る目は、「変わり者」か、「裏切り者」でした。

そういう扱いでは、メルカリのような「退職後もファンでいてもらう」というようなことにはなりません。

地域金融機関の組織変革ができているかどうかの、ひとつのバロメーターは「早期退職者が戻ってきて活躍する」ことだと思います。

昨日のブログで書いたことですが、〜リレバン思想を理解し、様々なニーズを持つ顧客としっかり向かい合い、《信頼関係の再構築 → 相談相手として認...

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