20日の諏訪シンポジウムでは諏訪信用金庫の新入職員が全員一丸となって会場での運営の仕事を行っていました。
シンポジウム第3部において、橋本卓典さんはパネルディスカッションの場から、諏訪信用金庫の新入職員さん、若手職員さんに対し、温かいメッセージを送りました。
詳しくは見逃し配信の最終パートをご覧いただきたいのですが、
見事なものです。感銘を受けました。
橋本さんの話に「樵(きこり)の仕事」が出てきます。
樵は伐採するだけではなく計画的持続的に植樹もおこなうのですが、
話しを聞いていて石見銀山が世界遺産に認定された時の話を思い出しました。
https://www.all-iwami.com/feature/detail_58.html
石見銀山は世界遺産の当選確実から差し戻しとなり、そこから巻き返して認定に至ったのですが、そこで決め手となったのは、精錬のために必要な木が絶えないように常に植樹していたこと。古文書(中村ブレイスの中村俊朗さんが集めていたもの)等により、それが確認されたからです。
世界中の鉱山を見渡すとハゲ山が多い中で石見銀山の古文書にある風景画は森林。
これが環境問題に敏感な国々に突き刺さり、逆転への賛成票へとつながったと、現地で関係者の方々たちからうかがいました。
あれから十数年、本日の株主総会をもって15年間務めた、石見銀山を要する地域の金融機関の社外取を退任します。
コメント
ありがとうございます。即興でしたが、持続可能な未来というテーマから「みなさんは木こり」という言葉が浮かびました。受け継ぎ、引き継ぐ。金融機関にその支援はできているのか。