~地域金融機関にとって必要不可欠なものはバランスシートに載らない「人財」と「お客様とのリレーションシップ」であり、これが質の高いバランスシートを作り上げる………、
これは7月30日の旅芸人ブログからの抜粋です。
地域金融機関においても、ヒューマンキャピタルとかヒューマンアセットとか、言葉の露出度は上がっていますが、それが数値化され、表に出ることはありません。
バランスシートに形上されるものは、あれだけ細かく公表されるのに、従業員数や新規採用人数が発表されても、中途退職者数は闇の中。
欧州の銀行のヒューマン・リソーシーズ・レポートを見るたびにその差に愕然とします。
そういうなかで、本日の日経北陸版にある北国フィナンシャルホールディングスの取り組みには納得感があります。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC26B7P0W2A720C2000000/
~北国FHDは従業員の働きがいを数値化し、調査結果を株主などステークホルダーに公表する。定期的なアンケートを通じて従業員の満足度を調べ、経営課題を明らかにして経営陣にフィードバックする。公表することで経営の透明性を上げ、人材育成を進める。北国FHDが公表するのは、従業員の組織への愛着や信頼の度合いを示す「eNPS」という指標だ。年に2回のアンケートで「職場で働くことを知人や友人にどの程度すすめられるか」という推奨度について、0~10の11段階から選ぶ。(記事より)
昨日の終値ベースで、地銀PBRの首位は北国FHD。
「中途退職者は裏切り者ではない」との旅芸人ブログ↓に登場する千葉銀行は僅差で第2位です。
この1~2ヶ月、地銀PBRのワン・ツウーはこの両行です。