1965~70年ごろですが、夏休みの家族旅行となると山中湖とともに箱根が多く、小田急ロマンスカーで箱根湯本、そこから登山電車で強羅までというのが定番でした。
当時、展望席のついている新型車両(NSE)特急「あしのこ」(小田原までノンストップ)は大人気でなかなかチケットが取れず、1957年生まれの流線形車両3000系(SE)、特急「あしがら」の席がなんとか入手できるという状況でした。
思い出のあるロマンスカーといえば、この「あしがら」号・3000系です。
記憶が間違っていなければ、車内販売のホット紅茶(ワタシはずっと紅茶党です)は縦長の取っ手付き耐熱グラスに入っていました。
当時の小田急線は複々線の区間もなく、多摩川を越えて神奈川県に入るや車窓から見える宅地がまばらになったものです。
お洒落な町、新百合ヶ丘は影も形もありません。
新原町田駅(現町田駅)を通過し、すぐに左手に見えた横浜線は単線。
のどかなものでした。
3000系の、さよなら運転のロマンスカードをアップします。最晩年は御殿場線直通の「あさぎり」で活躍していたようですね。