金融行政方針で示された「人的資本」に則った検査が入るにあたり、対象先の地方銀行は
「人材育成方針や女性雇用についてディスクロージャー誌に掲載すればいいと考えていた」
との記述が雑誌にありました。
行員の大量離職が顕著だったから検査の対象となったと、この銀行が思っていなかったとしたら、ものすごい鈍感力です。
大量離職が銀行の健全性・金融仲介機能の根幹を揺るがすものと深く考えていなかったとしたら、経営者としての適性を疑います。
この地方銀行の配当利益率は全地銀中、トップ5に入ります。株主への配慮は怠っていないように見えますが、従業員に対してはどうでしょう。
給与アップ、飛び級昇進だけでない本質的な部分が問われているように思います。