🚩岩盤が動く〜信用保証協会との連携がカギ

営業推進畑が強いのは地域金融機関あるあるですが、プロダクトアウトの物売り営業に傾斜しすぎている地域金融機関には共通点があります。

~これから主戦場となる取引先の経営支援業務や事業再生業務が脆弱。この業務ができる人材の内部評価は高くないし、そもそもそういう人材層が薄い。

~地域の事業者にために役に立ちたいとの強い思いの若手中堅職員がプロダクアウトの物売りに嫌気、失望。早期退職が加速。

昨日のブログで紹介した下野新聞の論説記事、 そのなかで、経営支援先は「百社百様」という言葉が印象に残りました。 中...

こういう地域金融機関が集中しているのは美濃、尾張、三河。

「地銀も信金も、そろいもそろって」というのがワタシの印象です。

こういう地区であっても、経営支援業務に本腰を入れている信用保証協会があります。岐阜県信用保証協会です。(「県」の方です)

10日のNHK時事公論では、岐阜県信用保証協会が取り上げられるのでは、と思っていましたが、番組に登場した栃木・大阪との差は金融機関連携の成果のところだったのではと勝手ながら考えています。これって金融機関の問題なんですけどね。

その岐阜県信用保証協会が、プロダクトアウトの金融機関の一角に働きかけ、積極的に動いているとの嬉しいメッセージが入ってきました。

すでに某金融機関の県内全店舗を対象とした全6回にわたるブロックごとの経営支援を含む保証協会業務の勉強会を電光石火のごとく実施、

「保証協会がなぜ事業者支援に舵を切っているのか」を冒頭に説明した上で、若手をメインとした座談会形式を取り入れるなど相互理解を深めたとのこと。

プロダクトアウトの岩盤地区「濃尾」が動く。信用保証協会のチカラで。