今日も信用保証協会の話。
11日の、とちぎテレビの県内企業倒産に関するニュースです。
https://nordot.app/1062554398762893882?c=643662570251043937
(1)帝国データバンクの数値を出して、倒産が増えて大変だ、ゼロゼロ融資の返済も始まるし、原材料高もあるし、
という話はわかるのですが、そういう厳しい状況に直面し、苦しんでいる事業者の人たちへの応援メッセージが重要です。
画面に登場するのは、ほかならぬ栃木県信用保証協会の安西さんですから、
(2)債務は大きいかもしれないが、粛々とPL改善していけば必ずや活路が見えてくる。
(3)栃木県の場合には、信用保証協会を核にした総力戦連携でその支援を行っているので相談してほしい。
との強いメッセージが発されると画面を凝視しましたが、(2)はカットされたんでしょう。(3)だけでした。
あんこのない大福のようで、残念です。
帝国データバンクの数字の部分(1)は縮小して、あんこ(→2)をしっかり入れてほしかった。
(1)→(2)→(3)とつながってこそ、このニュースの価値があります。
コメント
栃木県信用保証協会の安西です。
いつも信用保証協会を支えていただき、本当にありがとうございます。
私は8月10日(木)に「とちぎTV」の取材を受けました。帝国データバンクの情報で倒産が増加しているニュースを放送するので、コメントを頂きたいとのことでした。
当日取材の当日放送であり、当初、20分程度取材したいとのことでしたが、現状をしっかりお伝えしたいので1時間以上取材時間を作ってくださいとお伝えし、90分程度取材を受けました。
取材では、「ゼロゼロ保証の返済が始まる」、「倒産が増える」と同じような報道が増えているが、「一部の中小企業は過剰債務の課題が残っているものの、売上・利益は改善しつつあること」、「倒産は前年より増えているが、過去の倒産状況を時系列でみれば抑制されていること」等から、冷静に状況をお伝えくだいと話しました。
ご指摘の通り、放送されたニュースでは、前半の倒産増加のネガティブメッセージが重かったですね。
後半で、栃木県は、当協会をはじめ金融機関、専門家、支援機関等が総力戦で支援に取り組んでいるので、「中小企業の皆さん、大丈夫ですよ」と伝えたつもりです。事業者にうまく伝っていれば良いのですが。