本日の日経電子版には、銀行の投信窓販が始まって25年という総括記事が出ています。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB224W00S3A121C2000000/
~1998年12月に金融システム改革法が施行され、銀行の窓口で投信販売ができるようになった。既存の銀行顧客や初心者層が銀行での投信売買を始め、2000年代はおよそ50%の残高シェアを維持した。05年8月には銀行は公募株式投信の残高で証券会社を上回り、ピーク時の07年には残高が30兆円を突破した。明暗を分けたのが08年のリーマン・ショックだ。証券会社・銀行ともに残高を大幅に減らしたものの、証券会社は11年ごろまでにリーマン・ショック以前の水準を回復。アベノミクスによる株高もあって、足元では07年の4倍弱となる130兆円まで残高を伸ばしている。銀行はリーマン・ショックで損失を抱えた顧客が戻らず、新規に銀行で投信を買う動きは乏しい。足元の残高は07年と同水準の30兆円超にとどまる。(記事より)
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銀行と証券会社でここまでの差が生じた理由は何か?
メガバンクについては知るところにありませんが、地域金融機関と証券会社との決定的な違いは、
~「適合性の原則」の運用、
~フォローアップ(とくにアゲインスト時の)、
だと思っています。
このことは、ワタシが関わった地銀が証券会社と包括業務提携を行なったことにより、証券会社から学んだことです。
後続の地銀もありますが、同様の感覚を持たれているのではと思います。