今日は東京。
終日、東京にいるのは今週は今日が初めて。
タクシーで西麻布の交差点を通過するときに数年前の出来事を思い出しました。
「霞町の交差点、左に曲がってください!」と、とっさに出た言葉に、
「懐かしいね。お客さん、若いのに古いこと良く知ってますね。」と、かなり高齢のタクシーの運転手さん。(こちらは、実は若くないのだが。。。。)
そこから会話が盛り上がること、盛り上がること。
西麻布交差点は「霞町交差点」。交差点には都電の霞町電停があり、渋谷方面からと広尾方面からの都電が往来していました。
そして、西新橋交差点は「田村町交差点」。
NHKも渋谷に移転する前はここにありました。そういえば中学生のときにジェスチャーの生放送を見に行きましたよ、柳家金語楼やターキー(タッキーではない)が出演してましたよね、などと会話が進みます。そろそろ、相手はこちらの年齢を察知。
田村町は伊達家の一族(伊達政宗の奥さんの実家の名跡)である田村右京大夫の屋敷があったところ。殿中松の廊下で刃傷に及んだ浅野内匠頭長矩が即日、切腹をしたのは田村屋敷。今も日比谷通りには「終焉の地」の石碑が建っているのをご存じの方も多いと思います。
運転手さんの話はさらに続きます。「そういえば、南佐久間町の交差点っていいましたよね」
「・・・・・・・」
「外堀通りと愛宕通りの交差点ですよ」
「なるほど西新橋1丁目ですか。旗本佐久間家の屋敷があったんですかねぇ。」
「じゃあ、お客さん、尾張町交差点って、わかりますか」
もちろん、わかりましぇん! 復刻版の都電地図を買わねば。。。。
正解は明日。
コメント
西久保巴町交差点は今もあるよね。