千葉モノレール雑感

   千葉市のモノレールの話です。

   本日、政令指定都市である千葉市の西にある稲毛に行く機会がありました。 JR稲毛駅は当然ながら千葉駅よりも西側、つまり東京寄りです。

   目的地付近の地図を見ていたら、近くにモノレールの路線があったので、それを利用しようと思ったのですが、JR稲毛駅ではモノレールに接続しておらず、2駅向こう、つまり東側、東京からみれば遠い、千葉駅まで行かねば乗れません。

   稲毛駅の北側には大きな住宅地が展開しており、その多くは東京への通勤客です。 いわゆる、千葉都民ですね。

彼らは最寄の稲毛駅までバスで出るのですが、近くに高速のインターチェンジがあり、交通量が多く、通勤時間などは大混雑。

   「雨でも降ろうものなら、JR駅までの時間が読めない」とタクシーの運転手さん。

   モノレールの利用者は、千葉市内で働く人や千葉市内に買い物に行く人達ということになります。 千葉都民は相手にしていないという図式ですね。

   千葉都民を、乗客として見込めば採算的には良いのでしょうが。

   地元の方の話を聞くと「値段が高いから利用しない」との声もある由。  利用状況が芳しくなければ運賃の方も低い設定にはできず、つらいところなのでしょうね。 悪循環のような感じがします

 さらに、

   沖縄のモノレールでも感じたのですが、モノレールというのは、地上からホームまでの高低差が大きく、高齢者の方にとっては、階段の上がり下りが大変な苦痛だと思います。 千葉モノレールでは昨今、エレベータが設置されたようですが、それ以前は大変だったみたいですね。

   ネガティブなことばかり書きましたが、別に意図的ではありません。 このような声が多かったということです。

   最後にポジティブな話???

 モノレールは県庁や市役所で働く人達には大変重宝なものだそうで。

   冒頭の稲毛駅北部の住宅地に居を構える市役所や県庁の職員さん達(どれだけいるのかは知りませんが)も、モノレールの恩恵を受けているのでしょうね。

   確かに千葉都民よりも、千葉市内で働く人達に手厚くというのは分かりますが。 公務員のための交通機関と揶揄されるようでは?

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