実を言いますと4年前に山内道雄町長さんに、ある離島で講演をお願いしたことがあります。大変ご多用な中、離島からのリクエストならばと御快諾をいただきました。
大変な人気で町のホールは満席となり、立ち見のお客さんも多数出ました。その前月に知事が来た時には半分も埋まらず閑古鳥状態だったのと対象的でした。
今回の訪問は、遅まきながらその折の御礼とその後の当該離島の現状報告もありました。同島は残念ながら、海士町のようには変身を遂げることができていません。
海士町のメディア露出度が高まるにつれ、視察の類いも多いようですが、おそらくほとんどの視察者たちは現象面を真似するだけで、結果が出ないと諦めるか、海士町は特別だなどと講釈を並べて、熱が冷めているに違いありません。
海士町にあって、よそにないモノは山内道雄町長おっしゃるところの「本気度」だと思います。
海士町には「ないものはない」。
他の地域には「本気度と体を張ってやろうという気概がない」のではないでしょうか。
コメント
「現象面を真似するだけ」「特別だなどと講釈を並べて」・・・なんか沁みるなあ。そんなのが多くて。。。
ARCadiaさん
視察が大好き、表面づらで真似をするのも得意、でも結果が出ないと他人のせいにしたり、自らの特殊性(どこが特殊性なんだか)を主張して、逃げるというのは、ダメな組織の典型例。日本には多いですね。