東海道新幹線の車窓ナンバーワンは近江

   大津にいます。

 桜や紅葉で京都での宿泊予約が困難なとき、滋賀県の大津で部屋を確保できることがよくあります。旅慣れた人は大津で宿泊して、そこから列車で10分の位置にある京都を旅すると言います。

   滋賀県(かつての国名は近江ですが)を京都や大阪のベッドタウンと思っている人が多いようですが、近江自体が大変魅力的な観光地です。司馬遼太郎さんの「街道をゆく」は、こだわりを持って、近江からスタートしています。

   新幹線で東京方面から来るとき、関ヶ原を抜けて、伊吹山が右手に見え、米原駅を通過("のぞみ"なので)すると、いよいよ関西圏に入ってきたなと、ウキウキします。

   確認したわけではありませんが、東海道本線も米原駅から立ち食いウドンの汁の色が変わるそうです。

   米原駅を出ると佐和山城跡(ご存じ、石田三成の居城)、遠景ですが彦根城(国宝です)、観音寺山城跡(近江守護の佐々木家の居城、織田信長に滅ぼされる)、ちょっと見にくいですが安土城趾、さらには豊臣秀次が築城した近江八幡の八幡山城跡が連続して展開し、歴史好きには目が離せません。

   新幹線の中で一番エキサイティングな車窓が展開するのが近江なのです。  この区間で爆睡するのはもったいないですね。

 そういえば、県知事さんの殺し文句も「もったいない」でした。あんまり関係ないか?

   周知の通り、大津は、かつての近江京(大化改新の中大兄皇子、のちの天智天皇の都です)、いまは滋賀県の県庁所在地です。

   さて、JR大津駅は県庁所在地の中心駅でありながら、隣の駅(山科駅)は滋賀県ではありません。京都府です。

   実は県都が県の端っこに位置する都市(つまりJRの隣駅が他県)が、大津のほかにもう一つあります。それはどこでしょうか

 答えは明日。


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コメント

  1. おはんです より:

    うーんと、難しくてわからないので、明日の答えを楽しみにしてます。爆睡派なもので。簡単な問題! 日本の都道府県の名前で漢数字がつく県は、三重県とあと一つどこでしょうか? 簡単過ぎてすみません。

  2. ARCadia より:

    「隣駅が他県」はスグわかったけど、漢数字の方がよほど難しいです。

    まだ、わからん・・・

  3. おはんです より:

    もったいお言葉。優秀な方ほど難しく考えがちというわけですね。四国とか九州とかって都道府県ではないし。

  4. ARCadia より:

    アッ!!

    しかし旅芸人と一緒にせんでくれ。アレッ?ヘンだな…

  5. 芸のない旅芸人 より:

    おばんですさん

    数字の入った県は、英語で書くと中国みたいな名前のところですね、笑い。

  6. おばんです より:

    流石先生! 面白い切り返し! そうです東京のご近所さんです。

  7. ARCadia より:

    アララ

    回りくどい! って書こうと思ってたところですよ。

    なんだか爪弾きにされそう

  8. 風来山 より:

    漢数字の都道府県て、「京」都府?

  9. 芸のない旅芸人 より:

    風来山さん

    数字が入っている県名は、三重県の他に千葉県と、おっしゃる通り、京都府です。

    昔は三重と千葉と2つだと言っておりましたが、最近は京都も入りますね。

    ご指摘ありがとうございました。