有田ブランドは日本の宝

  今朝、有田焼窯元「しん窯」さんの梶原社長から電話をいただきました。

「しん窯」というよりは、そこで作られる器のブランドである「青花」(セイカ)の方がなじみ深いかもしれません。

「しん窯」さんの商品はすべて職人さんの手作りによるものです。

同社のホームページによれば、

「青花」ブランドは、「手づくり、手描き」を守り、有田の古陶磁の味わいや風合い、温もりをめざし、魅力あるふだん使いの器、くらしの器を藍と白の染付で表現しています。

400年の伝統を誇る日本の宝、有田の磁器ですが、老舗の大手事業者数社を除けば、基本的に作り手(製造)と販売(商社)とに機能分化されています。その中で、「しん窯」さんは製造から販売への一貫体制で臨んでいます。

青花ブランドは36年の歴史を持っていますが、全国的に根強いファンを持っています。

北海道は礼文島にある高級旅館「花れぶん」さんにおけるウェルカム・ドリンクのコーヒーカップは、「青花」です。女将さんによれば、有田で「しん窯」さんの工房体験し、旅館を開業する際に「青花」を使うことにしたのだそうです。確かそのように聞きました。

また、昨日、このブログに登場した「ねやがわの教授」とも、実は昨日の京都木屋町での割烹で、「青花」で盛り上がっていました。

「ねやがわの教授」は30数年前に新婚時代に「青花」を購入し、いまも使っておられるとのこと。ロンドン勤務のときも「青花」を持っていったそうです。

梶原社長からの電話をいただいた際に、「ねやがわの教授」と「青花」の出会いを告げたところ、

「嬉しい話ですね。そういうお話を聞くと”作り手冥利”に尽きます。」

かく言う我が家も、熱烈な「青花」ファンであり、茶碗も、お皿も、そのほかのものも、「青花」で揃えています。

「青花」の茶碗で、美味いお米(昨今は先月、現地で購入した北海道美瑛の”ゆめピリカ”ですが)を食べるとき、日本人で良かったと感じる一瞬なのです。しみじみ、、、

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