緊張が走り、押し黙る

  新幹線で山形に来ました。

  高速で突っ走る東北新幹線も、福島から山形新幹線の区間に入ると、のんびりムードに変わります。単線区間もあり、すれ違いのために新幹線が待ち合わせるような場面もあります。

  秋田新幹線も同じようなスタイルなのですが、この中途半端さが何とも言えず、良いのです。

  山形県は大きく4つの地域に分かれています。山形市や天童市などがある村山地区、米沢市を核とした置賜地区、新庄市を中心とする最上地区、そして鶴岡市・酒田市のある庄内地区の4地域です。

  福島県の、浜通、中通、会津という地域区分もそうですが、山形県の4つの地域もそれぞれ歴史、文化、産業、さらには気候も、かなり異なります。

  本日も途中、置賜地区は大変な積雪量でしたが、わずか数十キロを走り、村山地区に入ると一昨日の東京なみの残雪でした。毎度のことながら、この格差には驚かされます。

  さて、

  深夜のニュースを見ていたら、787が緊急着陸をしたとのこと。 787はボーイング社の最新鋭の機種ですが、現在、就航している787のかなりの割合が日本の航空会社保有だそうです。

  毎年、相当の回数、国内線に乗っているので、787に遭遇することも少なくありません。

  実は先週、私の搭乗している787が、着陸をやり直すということがありました。機材の問題ではなく、空港の滑走路の方に問題があったようですが、787だったことで、機内に緊張が走りました。

  本日、緊急着陸した787の乗客の方が、インタビューに対して、「機内では皆さん押し黙っていた」と発言していましたが、その感じ、よくわかります。

  先週のこのブログで掲載した富士山の航空写真を送ってくれたSさんは、飛行機のことを熟知している人ですが、かつて彼から聞いた話を思い出しました。

  「新しい機種が就航しても、ある程度の期間を経てからでなければ乗りません。」

  私のよく乗る区間は787の比率が高い路線なので、悩ましいです。

  困りましたね。


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