昨年、金融モニタリング有識者会議 (ワタシもメンバーとして参加) では「ポスト金融検査マニュアル」時代の金融行政のあるべき姿についての議論が行われ、2017年3月に「検査・監督改革 の方向と課題 」として論点整理がなされました。
この報告書に基づいて、検査・監督全般に共通する基本的な考え方と進め方が整理され、パブリックコメントを踏まえ、「金融検査・監督の考え方と進め方(検査・監督基本方針)」として、6月29日に公表されました。
これがホワイトペーパー (WP)と言われるものです。
今後、このWP の基本方針を踏まえ、個々のテーマ・分野ごとのより具体的な考え方と進め方を、 議論のための材料の文書 (ディスカッション・ペーパー、DP) の形で示すこととなっています。
その第一陣として、「金融システムの安定」に関するディスカッション・ペーパー (健全性政策基本方針) が、WP とともに、6月29日に金融庁のホームページにアップされました。(7月30日までパブリックコメントを求めます)
https://www.fsa.go.jp/news/30/dp/prudence.pdf
まだ目次しか見ていないのですが、44ページにわたって金融行政の土台となるところが書かれているようです。
しっかりと読み込んでいこうと思います。