今週、日本経済新聞の地方版に、某県トップ地銀の中期経営計画に関する記事が掲載されていました。
新聞記事以上の情報を持ち合わせませんので、ミスリードしているところはあるかもしれませんが、文面だけで判断する限り、率直に言って非常に違和感を持ちました。
〜 4%の顧客との取引が収益の8割を占めるので「選択と集中」。
〜 地元の法人拠点は大胆に集約する。
「これって、メガバンクの戦略なのでは?」
ワタシの第一印象です。
経済合理性だけを追求するようでは地方銀行ではありません。経営理念からズレています。
それとも、経営陣には、経営理念云々どころではないぐらい追い詰められ感があるのでしょうか。
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どのような経営方針を取ろうが、外野がとやかく言うことではないかもしれません。
でも、これを見る限り、金融排除は覚悟の上の施策と感じます。
地域にとってなくてはならない企業でも、採算が悪い先はサッさと同一地域内の協同組織金融機関や政府系金融機関 (民業補完だと理屈をつけて?) に押しつけて、隣県の大都市圏に行こうとでも考えているのでしょうか。
トップ地銀の矜持はどこへ行ってしまったのでしょう。
コメント
普通、選択と集中は業務の絞り込みということで使いますが、お客さんを絞り込むということでも使うんですね?
でもお客さんも読んでいるであろう新聞に、よく載せたもんですね?
地元のお客様が見て愕然としているでしょう。
どうやら質の悪いコンサル屋の影が見え隠れします。
メガバンクのコンサルしかしたことのない人間が地域銀行に行ってコンサルをやったのでは?
おカネの無駄遣いですね。