昨日、2019年1月21日に合併して「浜松いわた信用金庫」となる浜松信用金庫(浜松市)と磐田信用金庫(磐田市)が、新金庫の経営理念を発表しました。
ワタシは3年前から浜松信用金庫の仕事をしているので、手前味噌でありますが、この合併は過去に例のないものだと思っています。
前例に凝り固まった方にはなかなかご理解いただけませんが、合併でリストラして効率化を目指すという類のものではなく、顧客サービスを質量ともに向上させるうえでのマンパワーが足りなくなったことが合併の大きな理由だからです。
すなわち、BPRとワークライフバランスによって、顧客のために全力投球できる体制づくりをした上で、ノルマ型の業績評価を廃止したところ、顧客満足度が高まり、口コミも含め潜在顧客が増え、それに対応するためのヒトを必要とする浜松信用金庫と、その姿勢に共感した磐田信用金庫が一緒になるという構図なのです。
まさにリレバンを地域全体に広げ、質的にも進化させることを目的とした合併です。
前代未聞でしょ‼️
新しい信用金庫の経営理念のベースは「SDGs」。
〜 浜信の御室理事長は新金庫の経営理念について、持続可能な開発目標として国連が定めた「SDGs」の概念を基盤にしたと説明。「地域に限らず、人類共通の普遍的な価値の創出に向け、環境負荷の低いエネルギー供給設備への投融資、技術革新の支援などに取り組む」と語った。(10月11日 日本経済新聞 静岡版)
「合併のプロセスの中で両者の良いところを選択してビジネスモデルを作る」などという美辞麗句、実際は時間とコストだけが虚しく積み上がるという不可解な統合合併が横行する中で、この大義ある合併金庫に、ご注目ください。
コメント
素晴らしいですね。
当組も先月SDGs宣言を発表いたしました。意見交換できれば嬉しいです。
新田さま
ありがとうございます。
第一勧業信用組合さんがSDGs宣言を発表されましたこと、浜松の方に伝達いたします。
ご教示いただきたく、よろしくお願いいたします。