倉都さんのこと

毎月第1土曜日の新聞の一面には、岩波書店の出版案内の広告が出ます。

本日の新刊書のトップは、「危機の資本システム」〜世界同時好況と金融暴走リスク〜です。

著者は倉都康行さん (リサーチ・プライシング・テクノロジー代表)。

倉都さんはリーマンショックを早い時点から警鐘を鳴らした人としてよく知られていますが、国際金融の世界の現場で磨き上げたれた分析力には、学者や評論家には及ぶことのできない鋭さがあります。

嬉しいことに、この6月から山陰合同銀行で一緒に社外取締役を務めることになり、毎月、倉都ワールドに接するという恩恵に浴しています。

蛇足ながら、倉都さんとは35年前にロンドンで一緒に、銀行のよちよち歩きの証券業務を行なっていました。日本国内では銀行と証券の間に高い壁があった時代です。

1990年代に入り、ワタシが文章を発信し、本を出版するようになったのも、倉都さんの活動に大いに刺激を受けたからです。

偉大な同僚の新作をじっくりと読むことにします。

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