昨日夕刻、日本テレビの情報番組「ニュース every」の特集 (関東ローカル)で、消防士の方が第2の人生で餃子屋を創業する話が放映されました。
当然ながら創業資金がハードルになるのですが、いくつかの金融機関が断る中で、地元の信用金庫が受けて立ちます。
番組では創業者の吉田さんが信用金庫の支店に出向いて、キッチンで実際に餃子を作り、信用金庫の職員たちが食べて、まさに事業性評価を行い、ゴーサインを出すストーリーが再現されています。
本件を担当した諏訪信用金庫の奥山真司さん (当時、融資課長でいまは別の店の支店長さんです) がインタビューに応じています。
市場分析をおこない、事業計画書の妥当性を理解し、実際に顧客として餃子を作る姿を見て、味見をして、吉田さんの思いを実現してあげようという、奥山さんたち諏訪信用金庫の皆さんの姿勢は感動ものです。
番組の中で、奥山さんが吉田さんに餃子の材料費としてお金を渡す場面があるのですが、このお金はいまも吉田さんの自宅の神棚に供えてあるとのこと。
奥山さんから内々にうかがいました。
職業人 冥利に尽きる話ですね。
コメント
みちのくのギャレスビール、諏訪の炎のギョウザ、等々、「企業(人)と向き合う金融マンの姿」を映像が取り上げるようになりました。
こういった熱い金融マンの姿を、瞼に焼き付けて欲しいと思います。多くの金融マンは、若いころの自分に重なるのではないでしょうか。
経営逃亡は、彼等に対し、いかに恥ずかしいことか・・・、自分に対しても裏切り行為だではないか・・・と考えてしまいます。
「そんな手間のかかることは当行(庫)の仕事ではない。合併を有利に進めるに金利をダンピングしてでもボリュームをとってこい」などと、指示がだされるようなことは今どきないと信じたいですが・・・。
ぎょうざの焼吉さんですが、諏訪信金さんと共に、信用保証協会諏訪支店の職員が創業前から一緒にご支援させて頂いた案件です。再現ビデオにもあった試食も含め、餃子を食べての事業性評価をやっていたとのこと。青森のギャレスのアジトも共同通信の橋本さんが書いた「金融排除」に出ていましたが、信用保証協会の職員も、地域金融機関さんと一緒に地域のお客様支援に奔走しています。こういうお話は心温まりますね。