最後の夏休みはオリエント エキスプレス

日曜日、乗り鉄紀行です。(先週はお休みしました)

1982年だったと思いますが、ロンドンとベニスを結ぶ観光列車「オリエント エキスプレス」( VSOE = ベニス シンプロン オリエント エキスプレス) が運転を開始しました。

ロンドンからドーバー海峡に面する港町フォークストンまでは、英国の豪華客車プルマンで、英国国鉄の路線を走ります。

フォークストンから対岸のブローニュ (フランスの港町) へはホーバークラフト、ブローニュからベニスまでは寝台豪華列車と乗り継いで行きます。

当時は英仏を結ぶユーロトンネルは、未だ構想段階でした。

ワタシは1984年の夏休みに、ロンドンからスイスのチューリッヒまでこの列車の旅を楽しみました。

ディナータイムが、ちょうどパリ市内を走る時間となり、パリの夕暮れの街並みを見ながらの夕食だったことが思い出されます。

記憶が間違っていなければ、ディジョン、ブザンソンと東に向かいました。

バーゼルで朝を迎え、車掌がパスポートチェックに回り、ここからスイス国内に入ります。

ほどなく、チューリッヒ中央駅。ここで下車。

プラットホームで、ベニスに向かうワゴンリー編成の豪華寝台車を見送りました。

それから数日間、スイスでは山岳鉄道を堪能、8月なのにユングフラウヨッホは残雪が残っていました。

海外勤務の最後の夏休みは鉄道三昧でした。

写真は英国ケント州を走るオリエント エキスプレスです。(当時の我が家の近所 ショートランド駅のプラットホームからワタシが撮影しました、1982年9月)

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コメント

  1. ARC より:

    なるほどイギリス内はプルマンで、渡ってからはワゴンリですか。

    イギリスはプルマンなんですね。

    それにしても、帰国前によくもアチコチ乗り鉄に励んだもんだなあ。

    そういえば、昔、我が家も、東京帰任がわかって、慌てて京都巡りをしました。(前の五輪の頃)

  2. ARC より:

    のりもの好きとしてカチンと来たのはホバークラフト。

    これには乗り損ないました。

    国内最後に残ったのは大分空港線でしたが(多分)、これはムリ(ワタシ、ヒコーキ嫌い)。

    それ以前は宇高航路もあったのに。

    何でもそうですが、無くなってから悔やんでもねえ…

  3. 旅芸人 より:

    ホーバークラフト、何度も乗ったよ。

    社内旅行(イギリスの会社のくせに)で、フランスのブローニュまで行って、ワインを飲む会というのがあり、フォークストンからホーバークラフトに乗りました。

    ゴムチューブみたいなものが膨れ上がって、そのまま海に入っていく姿にイギリス人たちが爆笑していました。

    大分で仕事をしていた時には国東半島の大分空港から大分新港までホーバークラフトに乗っていました。1999年11月2日に乗った時は別府湾が大荒れで、鶴見岳と水面が交互にガラス越しに見えるという恐ろしい目にあいました。通常25分のところ1時間ぐらいかかり地獄でした。ちょうどその日は48歳の誕生日で、誕生日と命日が一緒になるのかと思った次第。(坂本龍馬さんも確か誕生日と命日は同じです、あんまり関係ないか、笑)

  4. ARC より:

    ナヌ?イギリス人たちが爆笑だって?

    近代では数少ないイギリス発の乗りものなのに。

    鶴見岳は海に近いので目立ちますね。

    昔、ココから飛んだことがあります。東京からの遠征隊の最年少だったので、皆さんを送り出して最後の一人になって、助けてくれる人がない初エリアで大層緊張しました。

    飛び出せば絶景でしたが。