2月25日、那覇で開催された「金融仲介の向上に向けたシンポジウム」の基調講演、パネルディスカッションの内容 (逐語表示) が沖縄総合事務局のホームページに掲載されました。
http://www.ogb.go.jp/zaimu/zaimu_kinyuu_shouken/
kinyuu_osirase/20180831
昨年の本シンポジウム (ワタシも登壇しました) と比べると、沖縄における地域金融が抱える問題点の深層を鋭くえぐり出す議論となっています。さすが森俊彦さんです。
パネルディスカッションの概要の12ページで、沖縄銀行協会の会長である琉球銀行の川上頭取が、
~ 森会長、それからA公認会計士 (注: 会場からの質問者) からのお話もお聞きして、ここでちゃんと握れというようなメッセージもいただいてると思いますので、わかりました、握りますよ。 仰るように、我々の思い、恐らく各頭取さんは同じだと思いますが、経営の思いと現場の 中のズレというのは確かに起こっていると思います。それを、先程から、森会長が仰るよう に、「即実践」ということもありますので、それは当然、踏まえているつもりですが、より良い関係が皆と構築できるように、今日この場でお誓いしたいと思います。
と発言したことは注目に値します。
シンポジウムに参加した人たちからは、「沖縄の金融が変わる第一歩、記念すべき日だ」との声が上がったそうです。
ワタシは20年前から川上頭取のことは存じ上げていますが、こういう場で逃げることなく、誠実な対応をされたことに敬意を表したいと思います。