ハカセから届いた「山と鉄道」の写真。
第6回は、ピンネシリ山と札沼線、新十津川付近からのショットです。
ピンネシリというのはアイヌ語で「男の山」なのだそうです。
ワタシが始めて北海道を訪れた1970年、札沼線は札幌の隣の駅 桑園と、留萌本線の石狩沼田とを結んでいました。
1972年に沼田側の35キロ余りが廃線になり、いまは新十津川駅までとなっています。
札幌のベッドタウンとして開発が進んだ南側の区間は電化され、札幌からの直通電車が入るようになりましたが、新十津川側は廃止が予定され、明暗を分けています。
現在、新十津川まで入ってくる列車はわずか 1日1便だけ。ハカセの写真はその列車です。
ところで、新十津川は奈良県の十津川村の人たちが、故郷が水害を被ったあと入植したところです。
幕末に十津川の人たちは十津川郷士として強引に天誅組に組み入れられますが、死闘の末、幕府軍に討伐されるという悲惨な末路をたどっています。
十津川は五条から新宮に抜ける長距離バスの路線上にあります。
この十津川郷士の故地を訪問しようと何度か試みましたが、いまだに目標をクリアできていません。
コメント
札沼線は以前何かコメントしたような気がするので困った。
ピンネシリと聞いてピンときたのは廃線となった天北線の敏音知駅(これで「ピンネシリ」)。
時刻表見てると、思わず何て読むのと思ってしまいます。
名前の由来はやはり「男の山」だそうで、近くに松音知駅(女の山)があります。
ヤハリ付近にその名の山があってそれに因んでいるからです。
北海道には音感がよくて思わず唆る地名が多いです。
つい訪ねてみたくなって行ったりしましたが、行けばただの集落があるだけなんですね。アタリマエか。