憧れの「あさかぜ」

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日曜日の乗り鉄紀行です。

ワタシの学生時代の人気ナンバーワン列車はブルートレイン寝台特急「あさかぜ」。個室のA寝台を連結しており、走る豪華ホテルと呼ばれていました。

東京を夕刻に出発、尾道あたりで夜が明けて、お昼前に博多駅に到着するタイムテーブルなのですが、当時は飛行機が高嶺の花だったこともあり、出張族の御用達の感がありました。

社会人になった年に、両親が小倉に転勤となり、正月休みに小倉に帰省した際、帰路に「あさかぜ」の A個室寝台のプラチナチケットを入手しました。

いまでも鮮明に覚えているのですが、個室寝台券は 5000円 (乗車券、特急券は別です)。ちなみに月給は税込 6万円でした。

小倉を夜の6時ごろに乗り込み、翌朝9時半の東京駅到着までの長旅でしたが、ほとんど寝ることもなく、窓の外を見ていました。

それから30年を経て、鹿児島で仕事をするようになり、しばしば博多まで「あさかぜ」を使いましたが、車内は閑古鳥状態。老朽化した車両 (14系ですが) が瀬戸内海からの朝日にさらされるのを見るは辛かったですね。

冒頭のハカセの写真は全盛期の「あさかぜ」。

1967年11月3日に東京駅に到着したところです。


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コメント

  1. ARC より:

    67年というとまさに全盛期ですね。

    あさかぜはワタシにとっても憧れ。

    ただ、どうもあさかぜとは縁がなくて。(一時期、盛んに九州に通ってたのに)

    まず、発車時刻が勤め人には意地悪な設定。(さりとて九州行の社の御用もないし)

    終着博多というのも中途半端。(せっかくならもっと奥に着きたい)

    切符も取りにくいし。(専ら場当たり旅だったので)

    上りあさかぜには乗ったような気がするのですが判然としません。(乗るつもり、で終わってしまったかも)