民業圧迫と言う前に

ある地方公共団体に、地方銀行からの中途採用の特別枠のようなものがあると聞きました。

地方銀行で育成された人間は即戦力として使えるとの高い評価の証しとのこと。

「公務員の養成所じゃないよ、民業圧迫だよ」と銀行サイドには怒りの声もあるようですが、役所よりも地方銀行の仕事の方がはるかに面白いと考えるワタシ (あくまでも私見です) にすれば、本来のミッションを忘れた地方銀行自身に問題があることに他なりません。

地方銀行の現場が経営理念に合致しないことをやらされていることが問題です、言うまでもありませんが。

目先の利益のために、経営理念からどんどん乖離し、最も大事なヒューマンアセットを失うという愚行はもうやめませんか。


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コメント

  1. 東北の銀行員 より:

    役所で即戦力として使える「地方銀行で育成された人間」とは一体どんな人間なのか私にはわかりません。

    なんとなく、そもそも就活の第一希望が公務員だったのかなと想像しますが。

    地方銀行の現場が経営理念に合致しないことをやらされ、ヒューマンアセットが崩壊しつつあることは理解しております。志を持って入行してくる若い人達には厳しい現実が待ち受けていることもまた事実です。

    ただ、最近は銀行の評価を気にせず顧客本位を実践している人間も実は結構いるんじゃないかと思います。

    私自身、銀行の人事評価よりも寧ろ顧客からの評価の方が気になります(出世は諦めています笑)。

    「おもしろきこともなき世をおもしろく」

    これから組織の中で自分の理念を貫くには、意外とこの精神が大事なのかも知れませんね。

  2. 橋本卓典 より:

    私も「東北の銀行員さん」の見解に期待をしています。明日、金融庁は、心理的安全を発表します。

    どうせ、みなさんが怖れている上司の評価なんて、残りの人生を豊かにする責任なんて、取ってくれやしません。そんなものにビクつくのではなく、心理的安全に身をおいて、「おもしろく」やればいいのです。