余計なお節介 続編


昨日のブログ「余計なお世話」の続編です。

地域銀行の王道はリレーションシップバンキング、その成果はトップならびに経営陣次第であることを書きました。

そういう人材はどこにいるのか?

内部にもいないわけではありませんが、内部人材だけでリレバンの構築を行うことは不可能です。

外部人材となると銀行員が良いと思うかもしれませんが、メガバンクと地域金融機関とは異業種ぐらいの違いがあり、経済合理性の要素が強いメガバンクの経験がそのまま生きることはありません。

メガバンクの役員出身の新田さんが協同組織金融機関のトップとして活躍、大手都市銀行の幹部だった権藤さんが地域銀行の立て直しをしている姿はむしろ例外だと思います。

銀行員の経験以上に地域や中小企業に対する「熱い思い」と「厳しい優しさ」が必要不可欠であり、そうなると地元の地域金融機関の OB が有力候補であることは間違いありません。

銀行業務の力量でも、地元への志の高さでも申し分ない人たちが、金融検査マニュアル対応だけに長けた「お友達クラブ経営陣」に距離を置くことで下野しているケースは全国数多あります。

こういう人たちは、SBI出資先の地域銀行の経営陣の最有力候補です。

SBIさん、いかがでしょうか。

 


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