昨日のブログで紹介した信楽線の起点は、草津線の貴生川 (きぶかわ) です。
貴生川は米原からの近江鉄道の終点でもあり、2018年11月18日のブログ、「続々 近江鉄道を楽しむ」でも触れました。
さて、今日は草津線。
東海道本線の草津駅から、かつての東海道53次に付かず離れず、関西本線の柘植駅 (伊賀国です) までの 36.7キロの区間です。
いまや草津サイドは京阪の通勤圏に呑み込まれていますが、ワタシが学生のころは、のどかな田園風景の中を SL が走っていました。
そして注目すべきは、
草津線が京の都と伊勢神宮を結ぶ幹線だったということです。
ハカセによれば、1960年代までは、姫路から草津線経由、鳥羽までの客車列車があったそうです。播州や京阪神からのお伊勢参りの列車だったんでしょうね。
ワタシの記憶にあるのは、京都から草津線経由で伊勢市、鳥羽までのディーゼル急行列車「志摩」。乗りたいと思っていた列車です。
1968年10月の時刻表によると、急行志摩1号は、
京都発 9:22、大津9:34、草津9:47、貴生川10:10、柘植10:31、亀山10:54、津11:09、松阪11:31、多気11:42、伊勢市12:00、二見浦12:09、鳥羽着12:17、
草津線というお題で、ハカセの当時の写真を送ってもらいました。
① 石部付近にて、京都発 柘植行の客車列車、1972年8月27日
(煙たなびくってこういう感じなんでしょうね。ナイスショットです。)
② 関西本線の亀山駅にて、草津線乗り入れの普通列車 (草津行)、1968年3月26日