SBIの福島銀行への出資が発表されました。
福島銀行は昨年赤字決算となり、トップが交代したのですが、ワタシの印象では前経営者のもとで中小小規模企業支援、組織的なリレーションシップバンキングの萌芽が見えていただけに残念に思っていました。
このたび発表された福島銀行とSBIの業務提携の内容を見る限り、先の島根銀行との提携以上にプロダクトアウトの金融商品販売に傾斜しているように感じます。
地域経済の実態や他金融機関との競争環境が違う以上、ビジネスモデルが違うのは当然だと思いますが、リレバンからますます遠ざかっていくように思えます。
プロダクトアウトのトランザクションバンキングの行き着く先は人件費を筆頭にしたコストの極小化です。
ESの観点からどのような施策が出されるか。
SBIと地域銀行の提携が今後、増えるかどうかはこの点にかかっているように思います。