昨日のブログ「ミドルリスク層を攻めろ、、、」で、地域金融機関の最前線における融資能力の失墜と、信用リスクテイクのイロハからの再構築の必要性を書きました。
信用リスクテイクのイロハからの“手ほどき”ができる支店長を配置するというのが《答え》だと思うのですが、数が揃いません。
今の支店長層は金融検査マニュアルにどっぷり浸かった世代であり、融資というよりは融資商品の物売り活動に忙殺され、プロダクトアウト体質が染み付いているからです。
そのような人間を作ったのは、(金融機関の自己本位の)業績評価や人事制度であり、「地域金融機関の本来の使命とは違うではないか」と反旗を翻した硬骨漢には支店長ポストは用意されていません。
このような硬骨漢、さらにはリタイア層からの再登板で頭数を揃えて、各支店ごとに融資指導者(支店長でもかまいません) として本領発揮してもらうという人事はいかがでしょうか。
年次がどう、資格がどう、などといっている状況じゃないはず。
そのように考えると11月26日のブログ「企業再生ができる支店長を揃える」で取り上げた地域金融機関のトップの経営手腕は見事としか言いようがありません。
コメント
「硬骨漢」とは、年次・資格に拘らない人種であると考えます。一言で言えば、「硬骨漢」であるからこそではないでしょうか?
であるからこそ、リタイヤ層からの再登板でも全く問題ないと思います。
むしろ現場は歓迎すると思います。それが支店長、または融資指導者という職責であれば、最もこの時代にフィットした重要な人材となるものと考えます。
組織として重要な矜恃も引き継がれるとも思います、共感します!
真っ先に思い当たる硬骨漢が関連会社に存在します。
「そろそろ社長の出番ですよ」と声を掛けておきます(笑)。
緊急時です。
臨戦態勢で臨まねばなりません。
悠長なことをやっている場合ではないはずです。