18日の再生人シンポジウム@松江は、出席した金融関係者たちに大きな意識変革をもたらしました。
たとえば、
「事業承継は経営改善や企業再生という土台があってのこと」という伊藤貢作さん (パネリスト) の話には説得力があり、大いに共感を持ちました。
日頃、経営改善・事業再生に関わる支援を行っているからこそ、お客様は事業承継の相談に来るのだと。
実際、伊藤さんの金融機関には、取引のない事業者からの事業承継の支援依頼もあるのだそうです。
「金融機関は相談相手ではなく交渉相手だ」
と本音のところはほとんどの事業者は思っていますが、そんな“常識”を打ち砕くのは、経営改善や企業再生の支援によって醸成された信頼関係なんですね。
事業承継支援と称し、実際は外部業者に丸投げして手数料のピンハネするだけの地域金融機関は少なくないのですが、こういうレイジーバンクの末路が見えてきました。