日曜は乗り鉄紀行。
今日はNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の序章に絡めた話です。
昨年の大河ドラマを全休とし、満を持して (大げさか、笑) 「麒麟がくる」を待ち望んでいたのですが、まずは順調にスタートを切ったようです。
ドラマでは主人公 明智光秀の出生地を岐阜県可児市としていますが、可児市を横断する名鉄広見線に乗ったことは一度しかありません。
ただ終点の御嵩駅まで行って、すぐに折り返しただけなので終着駅の町のイメージも湧きませんし、車窓もあまり覚えがないのです。
当時は、広見線可児駅と御嵩駅の中間点である明智駅 (可児市) から八百津までの支線があったのですが (7.3キロ、2001年に廃止)、こちらの方は乗らずじまい。
ちなみに八百津町は「命のビザ」でよく知られる杉原千畝リトアニア領事ゆかりの地です。
可児市の明智とは対照的に、岐阜県恵那市の明智駅、明知線 (いまは三セク) の方は記憶が鮮明です。こちらの明智も光秀と関係が深いと言われていますが、謎です。
明知線の沿線には岩村城があります。
この城跡はワタシの好みで、何度か訪れて石垣の間を歩いています。
織田信長の叔母が城主となり、武田との攻防の地となったところです。
女城主ということでNHK大河ドラマの候補にもなったという話も聞きますが、悲しい末路のため、女城主井伊直虎に道を譲ったようです。
最後は、ハカセの写真館。
明知線時代の終着駅 明智駅です。(1978年6月9日)
コメント
可児と言えば、可児才蔵。斉藤龍興、柴田勝家、明智光秀、前田利家、織田信孝、豊臣秀次、佐々成政、福島正則と主君を替えていきまして、広島市東区に才蔵寺がございます。ほとんどが陰謀に破れ、亡国や衰退したり、弱者に逆転されたり、名門なのに落ちぶれたり、競り負けたり、口惜しや無念という主君を絶妙なセンスで見抜く眼力、でも戦場では無類の強さ。通年で哀愁漂う大河ドラマになろうかと思います(笑)敗者の理という視点から歴史を捉えるのも面白いと思います。
明知線沿線の岩村城下は大河ドラマこそ逃しましたが2018年の朝ドラ「半分青い」で「ふくろう町」として登場しました。昨年、恵那を訪れた折に、ドラマで中村雅俊が焼いていた五平餅を食べに行きました。とても感じのいい田舎でした。