日曜日、乗り鉄紀行です。
中学生の時に初めて乗って以来、折にふれブラリと訪れていたのは箱根登山鉄道です。箱根登山鉄道の旅は最高のリフレッシュメントでした。
昨今、外国人にも大人気で混雑することが多く、7年前に倒れたこともあり、遠ざかっていますが、現在は台風19号の影響で長期運休中です。
箱根登山鉄道の助走区間ともいえる小田原~箱根湯本は、かつて三線軌条(レールが三本の軌条) でした。
新宿からの小田急電車の軌条は1067ミリ、箱根登山鉄道の車両のレール幅は1435ミリ。
2006年までは箱根登山鉄道の車両が小田原駅まで乗り入れており、両社の車両が走れるよう小田原~箱根湯本は三線軌条になっていました。
新宿から箱根に行く乗客の多くは、箱根湯本まで小田急電車 (ロマンスカーも含む)、箱根湯本で登山電車に乗り換えるのですが、ワタシは小田原で下車し、小田原発の登山電車の最前部に陣取り、三線軌条を楽しんでいました。
三線軌条の沿線にある入生田駅(いりうだ) は今でこそ、長興山紹太寺にある、天然記念物しだれ桜を目当てに多くの人が訪れるのですが、1989年に大河ドラマ「春日局」(主演 大原麗子) が放映されるまでは静かなものでした。
紹太寺は小田原藩主だった稲葉家 (春日局の婚家) の菩提寺です。春日局は明智光秀 (今年の大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公) の重臣 斎藤利三の娘ですから、またスポットが当たるかもしれません。
残念ながらワタシの手元には三線軌条を走る登山電車の写真はないのですが、ハカセが小田原駅に停車中の登山電車の写真を送ってくれました。後方に新幹線のホームが見えます。
コメント
登山鉄道の写真は’91年だそうですが、たまたまその頃は月に何回か入生田に通ってました。(遊びのため)
しかし三線軌条には目が行きませんでしたなあ。
ましてや、桜や紹太寺には…
本郷に春日局の菩提寺がありますが、ウチの墓もそこにあります。(どうでもイイが)
先月行ってきたのですが、通りに面して春日局の像が建てられ(前はなかったような…)、局に因んだ祭を盛大に催すなど、積極的売り出しに転じたようです。